使用方法


1. 文章の入力

【テキストを入力して下さい】のボックスに、日本語の文章を入力するか、コピーして貼りつけます。

 

2. 入力ファイルの読み込み

文章を直接入力する代わりに、準備しておいたテキストファイルを読み込むこともできます。
【ファイル指定】の【参照】ボタンを押すと、入力ファイルを指定する画面が開きます。
ファイルを選択して【開く】を押すと、【ファイル指定】欄にファイルパスが表示され、読み込みが完了します。

■ 注意事項

1. 1回に1ファイルを読み込んでください。
2. 読み込めるファイルはShift-JISのプレーンテキストです。
3. Word等のファイルを直接読み込むことはできません。
4. 1文(句点、または改行で区切られる単位)の文字数は最長255文字までです。
5. 半角の英数字は全角文字に変換して処理されます。
6. 500文字を超える文章を解析するとエラーが出ます。

 

3. 文法項目の解析オプションの選択

■ 解析オプション1: 文末記号の設定

文章を正しく解析するには、1文ずつ正しく分割されていることが大切です。このシステムは、句点(。?!)を自動的に文末として認識します。もし解析したい文章が、箇条書きのように句点のない部分を含む場合は、『改行を区切り文字とする』のチェックボックスをONにしてください。そうすると句点(。!?)に加えて改行ごとに文分割するようになります。

■ 解析オプション2:表示項目の設定

一単語が複数の文法項目にマッチした場合の表示方法を選択します。

1.上位級優先:マッチしたうちの最長の文法項目から上位級(C2>A1)を優先してひとつだけ表示します。
2.下位級優先:最長の文法項目から下位級を優先してひとつだけ表示します。
3.全て表示:マッチした全ての文法項目を表示します。

※「最長の文法項目」とは構成単語数の多い項目のことです。例えば下記の例では、下に行くほど長い項目となります。

例文 カテゴリー 意味機能
長くない 活用-イj形容詞 形容詞の現在形 plain 否定
長くなかった 活用-イj形容詞 形容詞の現在形 plain 否定
長くありません 活用-イj形容詞 形容詞の現在形 plain 否定

 

4. 解析の実行

文章を入力し、解析オプションを確認したら、【解析】ボタンを押してください。解析が終わると結果の表示画面に切り替わります。

 

5. 解析結果の表示

  • [文法項目]タブ:「はごろも」文法表に準拠した文法レベルなどが表示されます。
  • [語彙項目]タブ:「日本語教育語彙表」に準拠した語彙レベルなどが表示されます。
  • [集計]タブ:文法項目と語彙項目の集計結果が表示されます。

[文法項目]タブの表示について

(1) 入力テキスト

マッチした文法項目をレベルで色分けして、入力文章全体を表示します。 各レベルの表示色は以下の通りです。(表形式での表示も同じ)

初級前半:青   初級後半:紫   中級前半:緑   中級後半:橙   上級前半:茶   上級後半:赤

(2) 項目表示

  • A) 表示レベル: マッチした文法レベルにチェックが入っています。
  • B) 各ページに [10-25-50-100 ] 件を表示する : 1ページに表示する項目数を、プルダウンメニューの数値の範囲で変更できます。
  • C) マッチ項目の表:1文単位にマッチした文法項目を表形式で表示します。

※各列の見出しの右にある、▲(昇順)または▼(降順)のボタンで、それぞれの項目をキーにして並べ替えをすることができます。

(3) 結果保存(CSV)

【結果保存(CSV)】ボタンを押すと、項目表示の表全体を1個のCSVファイル(カンマ区切りのテキスト-Excelで開くことができる)でダウンロード、保存することができます。色分けされた文法項目は、「羅生門<KEY>の下で</KEY>雨やみを…」のように、<KEY>タグで囲まれた形になりますが、文字色は保存されません。 ファイルダウンロードのダイアログにしたがって保存してください。 通常はユーザの「ダウンロード」フォルダーに『解析結果.csv』として保存されます。必要に応じてファイル名を変更し移動してください。
※ 結果保存(CSV)では、集計結果は保存されません。 集計結果のみを保存したい場合は、画面上の集計行をコピーしてExcelやWord上に貼り付けてください。

(4) 結果保存(HTML)

【結果保存(HTML)】ボタンを押すと、表示画面そのままのhtmlファイルで保存することができます。入力文、集計結果、解析結果の表が、色分け、書式も含めて保存されます。
ファイルダウンロードのダイアログにしたがって保存してください。
ユーザの「ダウンロード」フォルダーに『解析結果.Html』として保存されます。必要に応じてファイル名を変更し移動してください。
※ 項目表示の表の欄をコピーすると、表形式のままExcelシートに貼りつけることができます。文法項目の文字色はExcelのフォント文字色として反映されます。Wordにも同様の表として貼り付けることができます。

[語彙項目]タブの表示について

短単位に基づく語彙項目の解析結果を表示します。機能語は含まれていません。

  1. 文章内の出現位置:形態素としての位置情報です。
  2. 単語:UniDicの短単位に対応した表層形を表示します。
  3. 品詞:UniDicの品詞情報を表示します。
  4. 読み:UniDicに基づく読みの情報を表示します。
  5. 難易度値:「日本語教育語彙表」に基づくレベル情報を表示します。
  6. 出現回数:テキストにおける当該語の延べ出現頻度を表示します。
※ 各列の見出しの右にある、▲(昇順)または▼(降順)のボタンで、それぞれの項目をキーにして並べ替えをすることができます。
※ 語彙項目については結果の保存ができません。

[集計]タブの表示について

入力文章にマッチした項目の、レベルごとの頻度と割合が表示されます。

 

6. 新規解析

別の文章を解析する時には、【新規解析】ボタンを押します。新規の文章入力画面が開きます。
注意:【解析結果】画面の「入力テキスト」欄では、文章を変更することができません。
前回入力した文章を再度利用したいときにはブラウザーの「戻る」ボタンを押します。(ファイル指定は戻すことができません。)